電車とホームに挟まれた男性、乗客らが力を合わせ救出 豪
(CNN) オーストラリア南西部の都市パースで6日、男性が通勤電車とプラットホームの隙間に片足を挟まれる事故が起きたが、居合わせた乗客らが車体を押して傾け、男性を救出するという出来事があった。
駅の防犯カメラの映像には、男性が足を滑らせた様子や、別の乗客がすぐに異変を知らせている模様が記録されている。
CNNの系列局セブン・ネットワークによれば、救急隊員が男性を引っぱり上げようとするが失敗。そこで乗客にいったん降車し、ホームとのすき間を広げるために一緒に車両を押すよう呼びかけた。
約50人の通勤客が横並びに車両に手をかけ、一斉に押したところ、2度目で男性は挟まっていた左の足を引き上げることができた。
セブン・ネットワークによれば救急隊が男性の足を診察したところけががないことが確認されたという。男性の身元は明らかにされていない。
電車に乗り合わせていた乗客の1人は地元メディアに対し、事故に遭った男性は少し恥ずかしそうだったと語った。「ちょうど『すき間に注意』の表示がある場所に落ちたから」だという
この事故による電車の遅れは15分で済んだという。