シマウマとロバの間に赤ちゃん クリミア半島の動物園で人気
(CNN) 政治的緊張が高まっているクリミア半島の動物園で、シマウマとロバの間に子どもが生まれ、その愛らしい姿で人気者になっている。
シマウマとロバの赤ちゃんはクリミア半島の中心都市シンフェロポリ近郊の動物園で生まれた。頭や胴体は茶色いロバの姿、4本の足は縞模様の入ったシマウマの姿。創設5周年を迎えた地元新聞にちなんで「テレグラフ」と名付けられた。
シマウマとロバの交配種は、英語のゼブラとドンキーを組み合わせた用語で「ゾンキー」と呼ばれる。過去にも誕生例はあるが、依然として珍しい存在だ。
テレグラフの母親のシマウマは、長い間つがいのオスがいなかったため、動物園がほかの有蹄類と一緒に飼育することにした。その結果、オスのロバとの間に子どもが生まれたという。
ただ、交配種の動物には生殖力がなく、繁殖はできないのが一般的だという。