閉店の書店に3時間閉じ込め、ツイッターで救出求める 米旅行者
(CNN) ロンドンのトラファルガー広場近くにある書店で19日までに、閉店間際に来店した米国人観光客が知らずに店内に閉じ込められ、ソーシャルメディアで助けを求めて約3時間後に救い出される騒ぎがあった。
米テキサス州ダラス居住の男性デービッド・ウィリスさんは入り口のドアの開放を試みて警報器を作動させたり、電話で警備員や警察に連絡し救助を求めたりしたが、誰も現れなかったという。
騒ぎが起きたのは「ウオーターストーンズ」書店で、閉店時間の午後9時の約5分前に入店。無料の無線LANを借りるため、椅子と机を見付けた2階に上がり10~15分間、インターネットで用事を済ませた。
This is me locked inside a waterstones bookstore in London. I was
upstairs for 15 minutes and came… http://t.co/EefA1antuG
— David Willis
(@DWill_) 2014, 10月 16
2階には照明がついていたが、帰ろうと思って下の階に下りた際、真っ暗で入り口のドアも閉められていることを発見。警備員らの到着を数時間待ったが現れる気配もなかったためソーシャルメディア上で窮状を伝え、助けを乞うていた。
この書き込みは他のユーザーに数千回引用されたため同書店の従業員が気付き、ウィリスさんをやっと助け出していた。同店は救出後、ツイッターで「彼が再び自由な人間になったことを喜んで報告したい。皆さんの心配と書き込みに感謝する」と報告していた。
We're pleased to announce that @DWill_ is a free man once more. Thanks for your concern and tweets!
— Waterstones (@Waterstones) 2014, 10月 16
一方、ウィリスさんは「解放」後の翌朝、地元テレビ局の取材に、「非常に疲れた。昨夜は十分な睡眠も取れなかった。だが、自由は気分の良いものだ」と語った。