ロシア製エンジンが原因か 物資輸送ロケット爆発事故
同CEOは、旧ソ連時代の1970年代に開発されたこれらのエンジンの信頼性に疑問符が付いたため今後は使用を中止する考えを表明。2016年までのエンジン取り換えに注力するとした。
同社の無人補給船「シグナス」の今後の打ち上げには第三者のロケット導入を進める考えも示した。代替のロケットとしては米の2社、欧州の1社のものが候補とみられるが、最終的な選択は今後1カ月内に下すと述べた。米国の2社は、スペースXとユナイテッド・スペース・アライアンスとみられる。
ISSへの物資補給はオービタル・サイエンシズ、スペースXとロシアのソユーズなどが定期的に実施している。
トンプソン氏はまた、打ち上げ失敗は同社にとって後退と認めながらも、ISSへの物資輸送に関する米航空宇宙局(NASA)との委託契約事業は今後も続行する方針を表明した。この契約は約19億ドル(約2166億円)となっている。