トルコで捨てられたゴールデンレトリバー、米国で里親探し
そこでバーバンさんたちが保護活動を開始。たまたま知り合った米国人から、米国ではゴールデンの里親になりたがる人が多いと聞き、アトランタにあるゴールデン保護施設との提携が実現した。同施設はこれまでに、イスタンブールから123頭を受け入れてきた。
うわさを聞いて米国の他の施設もトルコからのゴールデンの受け入れに乗り出し、これまでに200頭以上が引き取られている。里親探しの犬は避妊や去勢を済ませ、必要な場合は治療を受けさせる。活動はすべて寄付が頼りだという。
イスタンブールは昔から野良犬の多さで有名だった。餌をやったりして可愛いがる住民も多く、野良犬の捕獲と殺処分を認める法改正が2012年に提案された際は、各地で大規模な反対運動も起きた。野良犬の数はイスタンブールだけで7万頭とも15万頭ともいわれている。