犬の知能検査方法を開発、世界初か 英大学研究チーム
実験作業には、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)の研究員も参加した。
研究員は、より聡明な人間はより健康で長寿とする傾向も幾つか見られると説明。犬の知力の構造が人間に似ているとすれば、喫煙などせず教育歴や収入での大きな違いへの配慮も不要な種を研究することは知能と健康の間の関連性をより良く理解することにつながる可能性があるともした。
また、今回の実験結果は人間の認知症の研究に新たな光をもたらす可能性もあると期待。「犬は認知症に特有な症状を多く発症する数少ない動物の1つ」とし、「犬の認識能力の理解は人間の認知症の原因を把握する上で貴重な材料になり得る。また、恐らく治療実験の開発や理解にもつながり得る」とした。