中学生が見つけた「マヤ遺跡」、実は休耕地?
ニューヨーク州立大学オルバニー校のロバート・ローゼンズウィグ准教授はCNNに対し、この「新発見」には気になる点がいくつもあると語った。
今回見つかったとされる都市はユカタン半島にあり、広さは80〜120平方キロ。同准教授によればマヤ文明の都市としては最大級といえる大きさだ。「あの地域は人が入れないような奥地ではないし、よく知られているところだ。だからこれだけの規模の未発見都市というのは、全くあり得ないとは言わないまでも、可能性は非常に低い」と准教授は言う。
また准教授は「四角く見えるものは、現在は耕作されていない畑だ」と指摘する。それも休耕地になってから大した年月は経っていないという。
もっとも、ガドリーさんの推論はけっして的外れではない。マヤ人が天文学に通じていたことは事実であり、星座や惑星の配置は都市計画における重要な要素になっていたからだ。