こんなに簡単、食生活を改善するための意外なポイント
台所を片付けよう
米国では、「スマーターランチルーム」運動と呼ばれる同様の取り組みが2万9000校以上の学校で実施された。
食べ物の与え方、提示の仕方を変えることにより、生徒たちは「ファイブ・ア・デイ(1日5皿分以上の野菜や果物を摂取する取り組み)」を以前よりはるかに積極的に実行するようになった。
「店のレジの隣に果物が入った器を置くことで、果物の売れ行きが104%上がる。また、野菜にラベルや名前を添付する、例えばにんじんに『カリカリにんじん』という名前を付けることにより、にんじんを食べる子どもが約3割増えることが分かった」(ワンシンク氏)
自宅の台所を片付けるのも非常に効果的だ。散らかった台所にいると、きれいな台所にいる時と比べ、間食の量が約4割も増えるという調査結果もある。
この原理は1回の食事の分量にも働くようだ。ワンシンク氏の調査によると、食事の時に小さめの皿を使用するだけで食べる量が22%も減るという。