スペースXのロケット、発射台で爆発 FBの衛星も搭載
ニューヨーク(CNNMoney) 米宇宙開発企業スペースXのロケットが1日、フロリダ州ケープカナベラルの発射台で爆発し、同ロケットと搭載していた人工衛星が破壊された。ロケットは3日に打ち上げられる予定だった。この爆発による負傷者は出ていない。
スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)によると、爆発はロケットに燃料を供給している最中に起きた。現時点で原因は分かっていない。
搭載されていた人工衛星「AMOS 6」は、米ソーシャルネットワーキング大手のフェイスブックがアフリカや中東、欧州へのインターネット接続提供に使うはずだった。
フェイスブックはフランスの衛星企業ユーテルサット・コミュニケーションズと提携。AMOS 6はイスラエル企業のスペースコムが保有している。
アフリカ訪問中のフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、「スペースXの打ち上げ失敗で衛星が破壊されたと聞いてひどく落胆している」と投稿。「アフリカ大陸全土の多くの起業家をはじめ、誰もが接続できるようにするはずだった」と悔しさをにじませた。