地球型惑星7個、40光年の宇宙に 生命存在の謎解明に期待
英ケンブリッジ大学の研究者は今回の発見について「地球外生命が存在するかどうかの発見に向けた重要な1歩を踏み出した」と位置付け、「(生命が)存在するかどうかを探るための適切な惑星はこれまで見つかっていなかったと思う。だが今回は、生命が育まれていて地球でみられるのと同じような気体を放出しているかどうかが分かるだろう」と期待を寄せる。
NASAの研究者も「生命が存在できる環境の発見というパズルを解くための重要なピースになるかもしれない」と述べ、「『人類は孤独なのか』という疑問は科学的な優先課題であり、ハビタブルゾーンで初めてこのような惑星がこれほど多く見つかったことは、その目標に向けた目覚ましい1歩だ」と評価する。
さらに探査を進めれば、地球のような惑星がほかにも見つかる可能性はあると研究チームは期待する。
7個の惑星は互いに極めて近い距離にあり、恒星からの距離も、水星から太陽までの距離の5分の1以内に収まるほど近い。このため惑星の詳しい観測を行って太陽系外惑星についての知識を深めることができる見通しだという。
恒星の周りを公転する周期は地球時間に換算して1.5日~約13日。恒星から最も遠い惑星の周期は分かっていない。