米で人気の美容整形、1位は豊胸手術 ボトックスも人気
(CNN) 米形成外科学会(ASPS)は1日、年次報告書を発表し、2016年に米国で行われた美容整形外科手術は180万件近くに達し、低侵襲手術は約1550万件に上ったと明らかにした。外科手術で最も多かったのは豊胸手術で29万467件だった。
2位は脂肪吸引で23万5237件。これに鼻の整形(22万3018件)、まぶたの手術(20万9020件)、フェイスリフト(13万1106件)が続いた。2015年の5位は腹部整形手術だったが、昨年のデータではフェイスリフトにその座を譲った。
また低侵襲手術の上位は、ボトックス注入がトップで700万件だった。2位は軟組織注入の260万件で、3位以下はケミカルピーリング(136万件)、レーザー脱毛(110万件)、マイクロダーマブレーション(77万5000件)だった。順位は前年と同じだった。
今回の報告書では、陰唇形成手術に関するデータを初めて掲載した。16年の手術件数は前年比39%増加したという。
体の別の場所の脂肪を取り出して臀部に移植する手術も26%増加した。
ニューヨークで開業する美容整形外科医は1位の豊胸手術について、人気の高さは変わらなくとも、患者からのニーズには変化が見られると指摘する。
同医師は「私の経験では、1990年代から2000年代にかけてはインプラントのサイズは今より大きかった。患者も大きなインプラントを要望していた。だが最近の患者の希望は中くらいのものだ。施術にしても手術にしても変わらないものなどないが、手術全般が着実に増加しているのは確かだ」と語った。