米女性飛行士、宇宙滞在の最長記録達成 トランプ氏と交信
(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)の船長を務める米航空宇宙局(NASA)のペギー・ウィットソン飛行士が24日、米国人による宇宙滞在期間の最長記録を更新し、トランプ米大統領がホワイトハウスから祝いの言葉を贈った。
ウィットソンさんの今回の滞在は、昨年11月19日から今年9月まで。通算滞在期間はこの日で535日となり、昨年9月に帰還したジェフ・ウィリアムズ飛行士の記録を塗り替えた。
トランプ氏は長女イバンカさん、NASAのケイト・ルビンズ飛行士とともに、ホワイトハウスの大統領執務室からウィットソンさんと交信。ISS側ではもう1人の米国人飛行士、ジャック・フィッシャーさんも同席した。
トランプ氏は「素晴らしい記録だ」とウィットソンさんをたたえ、「我が国と世界を代表して感謝を伝えたい」「政治家を相手にするのはもうたくさん。宇宙飛行士からのほうがはるかに大きな感銘を受ける」と語った。
ウィットソンさんは「大変光栄なこと」と話し、NASAの仲間たちのおかげだと強調した。
NASAがめざす火星への有人飛行について、ウィットソンさんは「巨額の費用がかかり、国際協力が必要になるが、それだけ大きな価値がある」と語った。トランプ氏は「私の1期目の任期中、最悪でも2期目には実現させたい」と答えた。
ISSでは尿を再利用して飲料水にしていると聞いたトランプ氏が「私が飲むのではなく、あなたでよかった」と本音を漏らす場面もあった。