1次大戦中に失踪した豪初の潜水艦を発見、103年の謎に幕

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第1次大戦中に消息を絶った豪州初の潜水艦の残骸を発見=同国海軍提供

第1次大戦中に消息を絶った豪州初の潜水艦の残骸を発見=同国海軍提供

(CNN) オーストラリア国防省は22日までに、103年前に行方不明になっていた同国初の潜水艦の残骸をパプアニューギニア沖で発見したと発表した。ペイン国防相は、「オーストラリア海軍史上最古の謎が解けた」としている。

乗組員35人を乗せたオーストラリア王立海軍の潜水艦「AE1」は1914年9月14日、ニューブリテン島ラバウル付近で哨戒活動中に謎の失踪を遂げた。第1次世界大戦はこの数週間前に始まったばかりで、AE1の失踪はオーストラリアにとって同大戦で最初の損失となっていた。

オーストラリア戦争記念館の館長は声明で、「今日はオーストラリアの海事史にとって素晴らしい日だ」と言及。「我々はこれで、AE1で任務に当たっていた乗組員の死を適切な形で追悼することができる」などと述べた。

AE1の発見を受け、調査船の乗員は小規模な追悼式を開き、命を落とした人々を悼んだ。現在、同艦の乗組員の子孫を探す取り組みが進められている。

調査隊は今週、パプアニューギニアのデュークオブヨーク諸島付近の海域で捜索を開始。海事調査員や海洋考古学者、海軍関係の歴史家で構成される調査チームが、無人潜水機に搭載された音響測深装置や側面スキャン技術を使い、一帯を捜索していた。

ペイン国防相によれば、調査チームが同艦の捜索に乗り出したのは今回が13回目だったという。

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