NASA、太陽探査機の「搭乗者」募集 大気圏突入目指す
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)がこの夏に予定している無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」の打ち上げを前に、世界中から「搭乗者」を募集している。
搭乗できるのは「名前」で、希望者はNASAの専用サイトに自分の氏名を入力して提出できる。世界中から集まった名前は、パーカーに搭載するマイクロチップに記録される。
パーカーは大気圏に突入して、初めて至近距離から太陽を観察する。着陸はしないものの、かつてないほどの接近を予定している。
探査機は自動車ほどの大きさで、時速約70万キロの速度で飛行する。NASAは探査機を大気圏に突入させることで、太陽に関する謎の解明につなげたい意向。「今回のミッションによって、科学者が60年以上にわたって探求してきた疑問に答えを出す」としている。
探査機に載せる名前は無料で登録でき、これまでに20万人以上の名前が寄せられているという。
申し込みの締め切りは4月27日。「自分の車に人を乗せるようなもの」とNASAのプロジェクト責任者は説明している。