ピカソの花瓶を列車内に置き忘れて紛失、時価120万円 ドイツ
(CNN) ドイツで巨匠ピカソの花瓶を持って列車に乗った男性が、うっかり車内に花瓶を置き忘れて紛失してしまうハプニングがあった。花瓶には時価1万ユーロ(約126万円)以上の価値があり、警察が行方を捜している。
紛失したのは76歳の男性で、大きな買い物袋に花瓶を入れ、15日にドイツ中部のカッセルから西部のデュッセルドルフまで列車で移動した。
ところが途中で乗り換えた時に、うっかり花瓶を列車の床に置き忘れたまま降車してしまった。
警察によると、列車が出発した直後、忘れ物に気付いた男性は、すぐ係員に連絡した。しかし車内を捜索しても、花瓶は見つからなかった。
警察は、花瓶が何者かに持ち去られたとみて、目撃者に情報提供を呼びかけている。
なくなった花瓶は高さ約25センチ。ピカソがフランス南部のマドゥーラ窯で1953年に制作した作品で、「フクロウ」の連作の1つだった。
同じコレクションの作品は、2016年にドイツのケルンで開かれたオークションで1万5000ユーロで落札されている。