真夜中にガラス破り侵入、家主と目が合ったのは3メートル超のワニ
(CNN) 米フロリダ州で31日未明、住居侵入と思われる物音に目を覚ました女性が、キッチンで体長約3.4メートルのワニを発見する出来事があった。
CNN提携局スペクトラムニュースによると、メリー・ウィッシュヒューセン(77)さんは午前3時30分ごろ、同州クリアウォーターの自宅で大きな破壊音に目を覚ました。何事かと見に行くと、そこにいたのは大きなワニだった。
ウィッシュヒューセンさんは同局の取材に、ワニは「そこに住んでいるかのような顔で私のことをじっと見ていた」と語る。地元警察によると、キッチンの低い位置にある窓を割って侵入したという。
入ってきたガラス窓からワニを出そうと捕獲業者が試みる様子/Clearwater Police Department
ウィッシュフーセンさんは寝室に閉じこもり警察に通報したが、その前に既に通報者がいた。
先に通報したのはパトリシア・ペコラさん。近所で新聞配達をしていた際、下水道に入ろうとするワニを目撃した。
「何かが落ちて破裂したような音がした。『普通の音ではないから911に電話しよう』とつぶやいた」
警察と捕獲業者によりワニは安全に確保された/Clearwater Police Department
警察によると、捕獲の専門家が呼ばれ、安全にワニを外に出すことに成功した。ワインのボトル数本がなぎ倒されたという。
ウィッシュフーセンさんは「ワニが寝室に来てドアを破らなくて良かった。助けてくれた人全員に感謝している」と述べた。
このワニは地元の施設で回復させた後、フロリダ州フォートミードにある民間のワニ園に連れて行かれる予定。