違反切符の代わりにチョコレート、警察の取り締まりに歓迎の声 米アイダホ州
(CNN) 米アイダホ州の州都ボイジーで交通違反を取り締まる警察官が、軽微な違反については違反切符を切る代わりにお菓子を配って安全運転の啓発活動を行っている。思わぬプレゼントにドライバーからは歓迎の声が相次いだ。
ボイジー警察はクリスマスを前に、交通違反で停車させた車のドライバーにチョコレート菓子を手渡して、安全運転を呼びかけた。
「私たちが行ってきたこの前向きな交流は、自分の運転について認識してもらい、安全な運転を心がけてもらうよう啓発する助けになっている」。同警察はCNN系列局のKIVIにそう語る。
ドライバーにはお菓子を2個ずつ手渡している。1つは自分用、もう1つは元気を出してもらいたいと思う人のためだという。
中には違反切符を切られないと分かって感傷的になる人も。ドライバーの1人は同局の取材に対し、「クリスマスで家計が厳しいところへ、こんな罰金って本当に素晴らしい」とうれしそうな様子だった。
ボイジー警察がクリスマスシーズン中、違反切符に代わってお菓子を配るのは、今年で6年目になる。
警察官からお菓子を受け取った別のドライバーは興奮した様子で、何度でも止めてほしいと話していた。
ただしクリスマスが過ぎれば、交通違反で止められたドライバーは通常通りに違反切符を切られる。