まるでディズニー映画、コヨーテとアナグマの意外な友情を撮影 米
(CNN) コヨーテとアナグマがタッグを組んで自然界の冒険に出かける――。そんなディズニー映画の1シーンのような場面がこのほど、米カリフォルニア州で撮影された。
動画を撮影した環境保護団体POSTによると、映像内のコヨーテとアナグマは、排水溝を使って南サンタクルーズ山脈に近い幹線道路の下を通るところだという。
2匹は一緒に狩りに向かっていた可能性が高い。各種の研究では、コヨーテとアナグマは狩りのコンビとして相性が良いことが示されている。アナグマがリスの巣穴を掘り返して、獲物が地面に姿を現した瞬間、コヨーテがこれを捕らえるという協力関係が考えられる。
This is the best thing you'll see all day!
— Open Space Trust (@POST_fans) February 4, 2020
Our wildlife cameras spotted a #coyote and #badger together — the first time this type of behavior has been captured in the San Francisco #BayArea.https://t.co/YDcnhyiWL1 pic.twitter.com/qZQgcbwtTk
アナグマとコヨーテが狩りのためにタッグを組むこと自体は珍しくないものの、POSTによると、人間のつくった構造物を一緒に移動する場面をとらえた映像は初めてだという。
映像は研究の一環として撮影されたもので、野生動物が生息地の周囲を走る幹線道路をどのように使っているのか理解を深める目的がある。
POSTは今回、野生動物の移動経路を研究する団体と共同で、橋や排水溝に50以上のカメラを設置、動物の交通事故を調査した。動物が安全に通行できるエリアを特定し、維持や強化できないか探る狙いだ。
POSTの責任者は、幹線道路が縦横に走る都市部で野生動物を保護するためには、こうした取り組みを行わねばならないのが実情だと話している。