「世界最悪の猫」の里親決まる、175件超す申し込み 米
(CNN) 米ノースカロライナ州の動物保護施設が「世界最悪の猫」と紹介していたメス猫の里親が決まり、温かい家庭に引き取られた。
この猫、「パーディタ」は先月、同州ミッチェル郡の動物保護施設がフェイスブックに里親募集の広告を掲載し、「世界最悪の猫」として紹介。「病気なのかと思っていたら、ただの嫌なヤツだった」と形容していた。
同施設は過去にもこうした包み隠さない表現で、気難しいペットたちの里親を見つけることに成功してきたという。
「(彼女の性格を)際立たせてユーモアたっぷりに紹介すれば、性格が合う人に里親になってもらえると思った」。同施設代表のアンバー・ローリーさんはそう打ち明ける。
Meet Perdita, not for the faint of heart. LIKES: staring into your soul until you feel as if you may never be cheerful...
Mitchell County Animal Rescue, Inc-North Carolinaさんの投稿 2020年1月22日水曜日
この作戦はうまくいった。パーディタを引き取りたいという申し込みは175件を超え、この中からテネシー州のカップルが里親に選ばれた。
里親になったカップルは、この猫の名を「ノエル」に変更した。保護施設のフェイスブックによれば、「万が一、パーディタという名前が彼女の怒りの原因だった場合のために。(私たちはそのことを責めたりはしません)」という理由だった。
同施設によると、パーディタ改めノエルの嫌いなものは「ピンク色、子猫(元気が良すぎて吐き気がする)、犬、子ども、ディクシー・チックス、ディズニー映画、クリスマス、それにハグ」。新しい家庭では、こうした恐怖から解放されることを祈りたい。