郵便配達員、新型コロナと闘う親子に郵便以外の贈り物 米

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「贈り物」を届けに来た郵便配達員の様子/Courtesy Lisette LeJeune

「贈り物」を届けに来た郵便配達員の様子/Courtesy Lisette LeJeune

(CNN) 米テキサス州ヒューストンでこのほど、郵便配達員の女性が新型コロナウイルス感染症にかかった母親と子どもに郵便以外の「贈り物」を届ける出来事があった。

この女性は先週、リセット・ルジューンさん宅の玄関にスープ缶やクラッカー、クッキーなどの贈り物を置いて立ち去った。

ルジューンさんは今月3日に新型コロナの検査で陽性となった。配達員が郵便受けに触らずに済むように、郵便物はバケツに入れておいてほしいと頼んでいた。

15日に贈り物を見つけたルジューンさんは最初、親戚が置いていってくれたのだと思った。だが中を見てみると、メッセージが入っていた。

そこには「よくなりますように! みなさんの具合がよくなっていることを祈っています! 郵政公社配達員メアリー」と書かれていた。

回復を祈るメッセージも添えられていた/Courtesy Lisette LeJeune
回復を祈るメッセージも添えられていた/Courtesy Lisette LeJeune

ルジューンさんは「他人からこのような気遣いを受けて心が温かくなった」と語った。

3歳の息子は配達員の女性が見えるといつも手を振っていたという。女性はその子のためにグミやオレンジジュースも入れていた。「ちょうどオレンジジュースが切れていたところだったから、持ってきてくれて『何てことだ』と思った」とルジューンさんは語った。

3歳と14歳の2人の息子は回復して検査でも陰性となり、20日には隔離期間が終了した。

ルジューンさんも外出が可能となった。配達員に感謝の言葉を伝え、どれほどうれしかったか伝えるために何かを贈りたいという。

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