「開花月」のスーパームーン皆既月食、世界各地で
(CNN) 世界各地で26日、大きく明るい満月が地球の影に隠れる「スーパームーン皆既月食」が観測できる。天文サイトのアーススカイによると、皆既月食は2019年1月以来。月は3時間ほどかけて地球の影を通過するが、皆既月食は15分ほどしか続かない。
米航空宇宙局(NASA)によると、月食は太陽と地球と月が一直線に並んだ時に起きる現象で、地球の大気を通過した太陽光を浴びて月が赤みがかって見える。このため「ブラッドムーン」と呼ばれることもある。
月食は北米や南米では早朝に、東アジアやオーストラリアでは宵の時間に観測できる。
米国の皆既月食は東部標準時の26日午前7時11分から7時26分まで。部分月食は5時45分から8時52分まで観測できる。各地の月食の時間は時刻情報サイトの「timeanddate.com」で確認できる。
この日の満月は「フラワー」スーパームーンとも呼ばれ、月と地球の距離は2021年で最も近い。完全な満月になるのは米東部標準時の午前7時14分。