古代の巨大サイ「パラケラテリウム」、新種の化石発見 陸生哺乳類で最大
(CNN) 中国科学院は18日、国内で活動する古生物学者のチームが、巨大サイ「パラケラテリウム」の新種の化石を発見したと明らかにした。パラケラテリウムは史上最大の陸生哺乳類とみられている。
新種の学名は「パラケラテリウム・リンシャエンセ」。中国科学院古脊椎(せきつい)動物古人類学研究所の鄧濤氏率いる米中共同チームが命名した。化石は2015年に見つかっていた。
鄧氏はCNNに対し「通常、化石はばらばらに見つかるが、今回のものは完全な状態だった。頭がい骨とあごは特に、珍しく保存状態が非常に良かった」と説明。頭がい骨の大きさは1メートル以上に上ったという。
化石は中国北西部・甘粛省の臨夏盆地で見つかり、遺伝子解析の結果、パラケラテリウムの新種であることが判明した。