中国人宇宙飛行士、2度目の船外活動を実施 宇宙ステーションの建設作業で
香港(CNN) 中国有人宇宙プロジェクト弁公室(CMSA)は、宇宙ステーション建設計画の任務に当たる同国人宇宙飛行士が20日、今回のミッション中では2度目となる船外活動を実施したことを明らかにした。
乗組員3人は今年6月に宇宙へと飛び立って以来、同国が開発した宇宙船としてはこれまでで最大の建造物となる宇宙ステーションコアモジュール「天和」で生活し、作業に従事してきた。
同国は宇宙開発事業を急速に拡大させており、2022年までに「天宮」と名付けた宇宙ステーションを保有し、乗組員を定員まで増やして運用するという野心的な目標を掲げている。
CMSAがメッセージアプリ「ウィーチャット(微信)」で発表したところによると、宇宙飛行士の聶海勝氏と劉伯明氏の2人は北京時間の20日朝、コアモジュールを出て船外活動を実施。宇宙ステーション外に装置を設置したり、搭載されているロボットアームを調整したりするといった作業に当たった。もう一人の湯洪波氏は船内から作業を支援した。
中国の国営新華社通信はこれに先立ち、「宇宙飛行士らの調子は良い」とし、コアモジュールや宇宙船、補給船は全て「安定的に作動している」と報じていた。