ペットの名前もコロナ禍を反映、犬の「ズーム」や「ファウチ」が急増
(CNN) 今年のドッグランは、「ズーム」や「ブリトニー」、さらにはスター・ウォーズのシリーズドラマ「マンダロリアン」の登場キャラクターにちなむ「グローグー」という名の子犬であふれかえっているのかもしれない。
ペット用サービス紹介サイトの「Rover.com」がこのほど発表したペットの名前ランキングで、新型コロナウイルスの時代を反映した名前や、有名人にちなむ名前の人気が高まる傾向が鮮明になった。
新型コロナの感染拡大が続く中、ペットの里親になる人が急増し、自宅で過ごす時間も増加した。「飼い主はペットの性格を表すと同時に、自分自身の人格も少しだけ映し出す名前を付けている」とRover.comのケイト・ジェフ氏は分析する。
同社はユーザーがサービスに登録する際に記入した数百万匹のペットの名前をもとに、9月~10月にかけてランキングをまとめた。
ペットと深めた絆を思い出せるよう、時代を反映して命名する飼い主もいる/Rover
それによると、今年はコロナ禍に関連した名前が急増した。「ズーム」という名の犬は443%増え、米国立アレルギー感染症研究所長の名にちなんで「ファウチ」と命名された犬は270%増加した。アップルの音声アシスタントにちなむ「シリ」は131%増、「グーグル」は63%増だった。
Rover.comのドッグトレーナー、ニコール・エリス氏によると、ズームのようなコロナ渦に関連した命名が増えたのは、ペットとの関係がかつてなく深まった時のことを飼い主に思い出させるからだという。