4カ月間生き延びた飼い犬、雪の斜面で発見 飼い主と再会果たす 米カリフォルニア州
エルドラド郡当局から連絡を受けた動物保護団体の女性ボランティア2人は、氷点下の寒さの中、雪に覆われた急斜面を登りながら捜索を開始。雪の中の足跡をたどって犬のところへたどり着いた。「木の根元に黒っぽい塊があった」とボランティアのレオナ・アレンさんは振り返る。「この子だと思った。でも動いていなかった」
その時だった。ラスが頭を上げ、目を開けた。
もう1人のボランティアのエルサ・ガウルさんは「斜面を半分ほど登ったところでレオナの叫び声が聞こえた」「『エルサ、見つけた、生きている!』と叫んでいた」と話す。
ラスはひどくおびえていて、2人の姿を見るとかすかなうなり声を上げたが、2人はおやつを見せながら少しずつ近寄った。
発見時のボランティアのレオナ・アレンさんさんとラス/Tahoe PAWS & TLC 4 Furry Friends
「手を出して彼のあごの下に置くと、彼はすぐに頭を私の手に預けた」とガウルさん。ラスが2人を信頼した証しだった。