離陸後に乗り継ぎ便キャンセルの連絡、全英見たい米ゴルフファンが受難
ニューヨーク(CNN Business) 航空便キャンセルの知らせはいつだって腹立たしいものだ。しかし、もっと腹が立つのはフライト中に乗り継ぎ便がキャンセルになったという知らせを受けることだろう。
これは先週、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の乗客3人に起こった出来事だ。米ニュースサイト、ビジネスインサイダーが最初に報じた。
ゴルフファンの3人は全英オープンを観戦するために、米テキサス州オースティンからロンドン・ヒースロー空港行きの便に搭乗した。到着後はヒースローからスコットランド・エディンバラへ飛ぶ予定だった。ところが、そのロンドンーエディンバラ便がキャンセルされた。オースティンから飛び立ってほどなくして運航中止を知らせる電子メールが送られたが、3人がそれを受け取ったのはロンドンに到着してからだった。
米アメリカン航空からの電子メールには「ヒースローからエディンバラへのフライトを再予約することができなかった」と書かれていた。3人は両便を運航しているBAとコードシェアしているアメリカン航空を通じて航空券を予約していた。
メールには電話をかけて新しい便を予約するよう指示があったが、結局3人は荷物も受け取れないまま列車でエディンバラに向かい、約12時間遅れで到着した。
BAはCNN Businessのコメント要請にまだ返答していない。アメリカン航空は、両便を運航したBAに情報を求めるようにと述べた。
世界で最も忙しい空港の一つであるヒースロー空港ではここ数週間、大幅な遅延が多発している。同空港は航空会社に航空券の販売を減らして輸送量を抑制するよう求めているが、エミレーツ航空など一部の航空会社はこの動きを批判し、乗客の定員に上限を設けないとしている。