ショッピングモールの銃乱射で3人死亡、目撃者が銃撃犯を射殺 米
(CNN) 米インディアナ州グリーンウッドのショッピングモール内にあるフードコートで17日に銃乱射事件があり、警察によると3人が死亡、2人が病院に運ばれた。
同州グリーンウッド警察が記者団に語ったところによると、現地時間の午後6時ごろ、グリーンウッド・パークモール内での銃撃について複数の通報が入った。
警察によると、銃撃犯と思われる男は、合法的に銃を所持していた22歳の男性が、銃撃の現場を目撃して射殺した。
被害者は男性1人と女性4人で、このうち12歳の女の子は軽傷を負って両親が病院に連れて行った。もう1人の負傷者は入院し、17日夕現在の容体は安定しているという。
当時モール内の店にいたという女性客は、4発の銃声が聞こえ、近くにあった施設が崩れたのかと思ったと語った。
「次の瞬間、さらに6発の銃声が聞こえて、みんなが逃げているのが見えた」とこの女性はCNN提携局WISHに話している。
警察によると、銃撃犯の男は長身のライフル銃を使用したと思われる。ただ、警察の記者会見の時点で、まだ現場から銃は回収されていないとした。
米国で4人以上が撃たれた銃撃事件は今年に入って350件起きている。
特殊部隊はモールの中にいた人を避難させ、それ以上の危険はないと判断した。
犯行の動機については捜査中で、警察は当時現場にいた人たちから事情を聴き、目撃者全員に名乗り出るよう促している。一般の人にはモールに近づかないよう呼びかけた。
グリーンウッドのマーク・メイヤーズ市長は銃撃犯を射殺した男性について「この人物が人命を救った。この状況における素早い行動と勇敢さに感謝する」と称賛している。