インド、初の太陽観測衛星を打ち上げ 月面着陸に続く成果

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太陽観測衛星「アディティヤL1」の打ち上げの様子/Indian Space Research Organisation/AP

太陽観測衛星「アディティヤL1」の打ち上げの様子/Indian Space Research Organisation/AP

(CNN) インド初の太陽観測衛星「アディティヤL1」が現地時間の2日正午前にベンガル湾のスリハリコタ島から打ち上げられ、約150万キロ離れた観測地点へ向かっている。

インド宇宙研究機関(ISRO)は先月、月探査機「チャンドラヤーン3号」を月面に着陸させたばかり。同国は月面着陸に成功した世界4番目の国となった。

アディティヤL1が目指す地点は、太陽と地球から受ける重力と遠心力が釣り合い、燃料消費を抑えて太陽活動やその影響の観測を続けるのに最適の位置とされる。

搭載している七つの装置のうち、四つは太陽を直接観測し、三つは太陽から吹き出した粒子による「太陽風」や磁場の分析に使う予定。地上や人工衛星に影響を及ぼす宇宙嵐などをめぐるなぞの解明が期待される。

太陽観測の分野では、米航空宇宙局(NASA)の探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が2021年、世界で初めて上層大気の「コロナ」に到達した。

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