上あごのないワニを救出、ワニ園が受け入れ 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州で先週、上あごを失った状態で見つかったメスのワニが、現在は同州オーランドにあるワニ園で保護されていることが分かった。
16日にオーランドの「ゲーターランド」へ送られたこのワニは、獣医師から徹底した検査を受けた。現在は園のチームが完全に世話をしている状況だという。同園がCNNへの声明で明らかにした。
ワニを捕まえ、ゲーターランドに連れてきた人は上あごがない理由について、恐らく船舶のスクリューによる負傷だとの見方を示しているという。声明が付け加えた。
ゲーターランドはワニの新たな詳細を18日の時点で明らかにはしていないが、16日のフェイスブックへの投稿では今後数日かけてワニをよく観察し、ストレスのない環境で餌を取ることができるように注力すると述べていた。それによってワニが同園で今後ずっと快適に過ごせるようになるとした。
同園のワニの専門家によれば、このワニの傷は古いものとみられる。今後は隔離して飼育される見通しだという。
ワニが「これほど重い傷を負えば、基本的に野生で生きていくのは不可能だ」と、同園は付け加えた。
専門家によれば、このワニが野生で生き延びられる見込みはぼない/From Gatorland
ワニは14日夜に救出されたが、8月下旬からその姿は目撃されていた。上あごのない画像がソーシャルメディアで拡散していた。
ゲーターランドはフェイスブック上でこのワニに名前を付けるアイディアを募集している。