クイーンのブライアン・メイ、宇宙物理学者としてNASAの小惑星試料採取に尽力
(CNN) 英ロックバンド、クイーンのギタリストとして知られるブライアン・メイさん(76)が、米航空宇宙局(NASA)による小惑星「ベンヌ」の試料回収に尽力していたことを明らかにした。
宇宙物理学者でもあるメイさんは、ベンヌの試料を採集したチームの一員だったことを誇りに思うと話している。
メイさんはNASAテレビで24日に放送された番組の中で、「こんにちは、NASAの皆さん、宇宙ファン、小惑星ファンの皆さん。クイーンのブライアン・メイです。と思われているでしょうが、同時に『オシリス・レックス』の一員であることを大変誇りに思います」と語った。
7年前に打ち上げられたNASAの探査機オシリス・レックスは、24日に地球に接近して、ベンヌで採取した試料の入ったカプセルを地球に投下した。
メイさんはこのミッションで重要な役割を果たし、探査機のデータから立体画像を作成した。ダンテ・ローレッタさん率いる同チームはこのおかげで、探査機を安全に着陸させて試料を採取できる場所を特定することができた。
番組では記念すべき時に一緒にいられなかったことをわび、「自分はクイーンのツアーのリハーサル中だったけれど、心はこの貴重な試料を回収する皆さんと一緒にいました」と説明。「試料の帰還おめでとう。このミッションのために信じられないほど懸命に取り組んできた皆さんに、中でも親愛なる友人のダンテにお祝いを」と祝意を伝えた。