ウインドサーファー、クジラにはね飛ばされるも無事 豪州
(CNN) オーストラリアのモナベールの海でウインドサーフィンに興じていた55歳の男性が突如、海面に浮上したクジラ1頭にはね飛ばされたものの、命拾いする出来事がこのほどあった。
地元テレビ局「チャンネル7」によると、この男性はジェーソン・ブリーンさん。「クジラの頭が最初に現れ、続いて体が見え、私の上に躍り上がった」と衝撃の一瞬を振り返った。
「一大事だ」と感じたが、海中に落とされ、「この状態が一生続くのではないか」との気持ちに襲われたという。体に海中のうねりの圧力を感じ、海の底へ押し倒されるような危うい状態に陥っていた。
その時、ボードと腕を結びつけていたロープ状のひもが切れ、海面への浮上がかなった。ブリーンさんは助かったのはこのひものおかげとし、どのような条件にあっても耐える機能を持っていたはずだったとしながらも「願ってもいない時に切れてくれた」と感謝した。
ブリーンさんとクジラとの衝突の様子を撮影していた人物もおり、ブリーンさんの身を心配し、探すようSNS上で促してもいた。ブリーンさんはこの男性に自ら電話をかけ、問題ないと報告したという。男性は「幸運だった」と無事を喜んだ。