ルーズベルト大統領の盗まれた懐中時計、競売出品後に自宅に戻る 米

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87年に盗難に遭い、このほど自宅に戻った、セオドア・ルーズベルト第26代大統領の懐中時計/National Park Service

87年に盗難に遭い、このほど自宅に戻った、セオドア・ルーズベルト第26代大統領の懐中時計/National Park Service

(CNN) 米国のセオドア・ルーズベルト第26代大統領の懐中時計が盗難から数十年後に競売に出品された後、米ニューヨーク州の自宅にこのほど戻ってきた。米連邦捜査局(FBI)と米国立公園局(NPS)が明らかにした。

NPSによれば、この懐中時計は、ルーズベルトの姉妹のコニー・ルーズベルト・ロビンソンと義理の兄弟のダグラス・ロビンソンから贈られた。ルーズベルトが1898年に米西戦争に出発する前のことだった。

懐中時計の内側には「THEODORE ROOSEVELT FROM D.R. AND C.R.R.」と刻印されているのが見て取れる。

NPSによれば、ルーズベルトは懐中時計を戦時中のほか、アフリカでの狩猟や南米でのアマゾンの探検の際にも携帯していた。

懐中時計は、ルーズベルトの死後の1919年に記念品としてNPSに贈られ、ロングアイランドにあるサガモアヒル国立史跡で展示されることになった。

71年にはニューヨーク州バファローにあるルーズベルトの就任式が行われた史跡に6年の約束で貸し出された。しかし、87年7月に盗難に遭い、行方がわからなくなった。

NPSによれば、フロリダ州で昨年行われた競売に出品された。行方がわかったのは36年ぶりだった。業者は誰の懐中時計なのか気が付き、史跡やNPSに連絡を入れたという。

NPSとFBIが、この懐中時計は87年に盗まれたものだったことを確認した。

懐中時計は6月27日、サガモアヒル国立史跡にあるルーズベルトの自宅に戻ってきた。懐中時計は今後3カ月にわたって一般公開される。

NPSによれば、懐中時計を盗んだ人物や最終的にどうやって競売に出品されたのかについてはわかっていない。

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