「世界一希少なクジラ」か NZの海岸で死骸発見

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バハモンドオウギハクジラクジラとみられる死骸/New Zealand's Department of Conservation

バハモンドオウギハクジラクジラとみられる死骸/New Zealand's Department of Conservation

(CNN) ニュージーランド南島の海岸に「世界一希少なクジラ」、バハモンドオウギハクジラクジラとみられる死骸が打ち上げられ、専門家らが確認を急いでいる。

同国の自然保護当局が15日に発表したところによると、今月4日に南島東岸の村で死骸が見つかったとの報告を受けた。体長5メートルで、「バハモンドオウギハクジラ」の雄とみられる。

死骸は冷蔵保管され、DNAサンプルがオークランド大学へ送られた。最終的な確認までには数週間かかる可能性がある。

バハモンドオウギハクジラは1874年に初めてニュージーランド西岸沖で下あごと歯が見つかり、その後発見された骨格などから新たな種類であることが確認された。これまでに記録された標本は6件のみで、いずれも解剖に適した状態ではなかった。生きた姿が報告された例はない。

新たに見つかった死骸がバハモンドオウギハクジラと確認されて解剖が実現すれば、えさや消化器官のしくみなどの生態、死因、絶滅の危険性などを知る手がかりとなることが期待される。

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