「クリスマスの奇跡」 生後3カ月で養子に出された米男性、75年後に実の家族と出会う
ハンドショーさんはこの年の8月、本来の出生証明書を受け取った。実の父親の名前がロバート・「バド」・ローミングであることを知ったのはこの時だった。
「父親の名前を知って最初にしたのはグーグル検索だった。すると死亡記事が出てきた」「父親とそっくりなことに驚いたし、自分に兄弟姉妹がいることもすぐに分かった」
ハンドショーさんが養子に出された理由は不明だが、父親がコーネル大学物理学部の大学院生だったことは分かっている。母親は学部の秘書だった。
実の母親に他の子どもはいなかったものの、ハンドショーさんは父親に別の子どもがいるのではないかと常々思っていた。
父親のローミングさんはハンドショーさんの誕生後、3人の連れ子がいる女性とロチェスターに移住。ローミングさんは男の子3人を養子にしたという。ローミングさんと女性はその後、男の子4人と女の子1人をもうけた。ハンドショーさんは今回、父親の養子になった男の子の一人、ゲリー・ローミングさんに連絡を取った。
「電話をかける相手としてゲリーを選んだのは、彼も私も養子だったから。私の境遇に共感してくれると思った」(ハンドショーさん)
CNN提携局WHAMによると、ゲリーさんは仕事中に昼食を取っていた際、ハンドショーさんから最初の電話を受け取った。