「クリスマスの奇跡」 生後3カ月で養子に出された米男性、75年後に実の家族と出会う
ゲリーさんは「見覚えのない番号から電話がかかってきた。知らない番号の電話に出ることはめったにないが、この時はどういうわけか出ることになった」と振り返る。「すると彼から『私の名前はディクソンです。ゲリー・ローミングさんですか?』と言われ、『そうです』と答えた。彼が『私はあなたの兄弟なんです』と続けたので、何事かと思った」
ハンドショーさんから送られてきた写真を見て、ゲリーさんはすぐに養父の面影に気付いた。「彼に写真を送り、(ゲリーさんが)その写真をきょうだい全員に転送した」「彼らは『これは父さんでしょう』という反応だったが、ゲリーは2時間半にわたって焦らした末、『これは新しい兄弟なんだよ』と打ち明けた」という。
ハンドショーさんは今回のクリスマスは新しい家族と同席していないが、近いうちにもっと多くの時間を一緒に過ごしたい考えだ。
「夏になったら一緒にキャンプに行くつもりだ」とハンドショーさん。既にきょうだいを交えた専用チャットグループを作っていて、「毎日やり取りしている」と語る。
現在、ハンドショーさんときょうだいは失われた時間を埋め合わせている状況。ただ、出会いが遅くなったとはいえ、一度も会わずに終わるよりは良かったとハンドショーさんは語っている。