フォード、セダン系は2種類のみに トラックやSUVに注力
ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手フォードは25日、北米市場で販売を続けるセダンとハッチバックをスポーツ車「マスタング」と来年発売予定の「フォーカス・アクティブ」の2種類に絞ると発表した。
これにより「フィエスタ」や「トーラス」、「フュージョン」、通常型のフォーカスといった車種は北米市場から姿を消すことになる。
ただ、トラックやスポーツ用多目的車(SUV)、クロスオーバー車については引き続き全車種の提供を続ける方針。
北米市場で扱う車種は2020年までに90%近くがトラックや多目的車、商用車になるという。
また車高やスペースの広さ、多用途性など、セダン系と多目的車の長所を兼ね備えた「ホワイトスペース」車の開発を進めているとも明らかにした。フォードは「ホワイトスペース」との表現により、通常の分類には収まりきらない車両を指している。
フォードはかねて、セダン車の製品ラインナップの大半を引退させる方針を示唆。グローバル市場担当責任者のジェームズ・ファーリー氏は今年、同社がセダン系から利幅の大きい多目的車に移行しつつあると明らかにしていた。