英政府、五輪警備に兵士1200人を追加へ
ロンドン(CNN) 英国のハント文化・五輪・メディア・スポーツ相は24日、五輪の会場警備に軍兵士1200人を追加配置すると発表した。
五輪の警備を巡っては、請け負い業者のG4S社が人員を十分に確保できないことが発覚し、政府が先週、兵士3500人の出動を決定。さらに1200人を待機させるとしていた。政府によれば、動員される兵士は今回の追加を含め、最終的に1万8200人となる。
国防省は戦艦2隻や戦闘機、ヘリコプターなどを配備し、会場近くの集合住宅屋上にミサイル発射台を設置する予定だ。
G4Sのニック・バックレス最高経営責任者(CEO)は17日、議会の公聴会で、警備要員1万400人を集めるとした契約を「後悔している」と供述。同日の時点で準備できているのは4000人にすぎないことを認めた。また、人員不足の責任は100%負うと表明し、軍や警察の支援に感謝すると述べていた。
ハント文化相は19日、G4Sによる警備スタッフの採用が進んでいるとして、待機組の1200人を出動させる必要はないとの見方を示していた。