テニスの錦織選手、「高さ不足」克服し上を目指す CNNインタビュー
1月の全豪オープンでは日本人選手として80年ぶりにベスト8に進出。今月、楽天ジャパンオープン決勝では身長196センチのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)をセットカウント2―1で破り、大会史上で日本人初の優勝を飾った。次の目標はグランドスラム(四大大会)での優勝だ。
錦織が「テニス史上最高」のコーチと仰ぐベテランのニック・ボロテリー氏やダンテ・ボティニ氏の指導の下で世界ランキング20位以内に浮上し、トップ10も視野に入ってきた。
アンドレ・アガシ、セリーナ・ウィリアムズら数々の有名選手を育成してきたボロテリー氏も、錦織の敏捷(びんしょう)性を高く評価している。
錦織は18歳の時、デルレイビーチ国際選手権でツアー初優勝を果たした。13歳で渡米し、ボロテリー氏の養成学校で指導を受けていた。英語が全く話せなかった当時のことを、「最初の1年は大変だった」と振り返る。友人との会話もできなかったが、朝7時から夕方5時まで、1日中テニスに打ち込んだ日々は「楽しかった」という。