テニスの錦織選手、「高さ不足」克服し上を目指す CNNインタビュー
(CNN) 今月ジャパン・オープンを制しツアー通算2勝目を飾った日本テニス界のエース、錦織圭選手(22)にCNNの番組「オープン・コート」がインタビューを行った。
スポーツ界で身長の高い選手が有利とされてきた種目は多く、テニスもそのひとつだ。日本のエース、錦織の身長は178センチ。世界ランキング上位の大半を180センチ以上の選手が占めるなか、自分の武器は「強い脚とスピードだ」と胸を張る。
世界ランキングの上位で、身長が6フィート(約183センチ)を下回る選手は錦織や、5位のダビド・フェレール(スペイン=175センチ)など数少ない。6フィート5インチ(約196センチ)を超える選手もいる。
身長の高い選手は強いサーブを打ち込んでくる。208センチのイボ・カルロビッチ(クロアチア)のサーブは時速251キロの記録を誇る。
錦織は「ビッグサーブを打つ選手と対戦するのは容易なことではない」と語る。だが、グラウンドストロークの技術や脚の速さを武器に、自分より30センチも高い相手をも迎え撃つ。その戦略が正しいことを、今年に入ってからの成績が物語っている。