ヤンキースとマンCがサッカーチーム創設、米MLSに参戦へ
(CNN) サッカーのイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティー(マンC)と米大リーグのヤンキースは23日までに、新たなチームを発足させ米国の米メジャーリーグサッカー(MLS)に2015年から参入すると発表した。
新設のチームの名称はニューヨーク・シティーFCで、マンCが主導的な経営権を握り、チーム運営幹部やスタッフ、選手の確保に当たる。本拠地スタジアムはクイーンズ地区内を想定している。マンCのオーナーは中東アラブ首長国連邦(UAE)のドバイの投資グループ。
MLSのガーバー・コミッショナーは新チームの挑戦を歓迎、北米のサッカーリーグを新たな高みに導く発展のきっかけになると評価した。
マンCのソリアーノ最高経営責任者(CEO)はニューヨーク市は伝説的なスポーツ都市であり、サッカーファンの基盤も急速に拡大していると指摘した。同クラブはニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスや首都ワシントンでサッカーに関する地域プログラムを進めるなど米国内での活動を強化していた。ヤンキースとも既に協定を結び事業を展開している。
ヤンキースのスタインブレナー共同オーナーはニューヨーク市のサッカーファンにとって特別なチームを作り上げたいとの抱負を語った。
MLSには現在、19チームが加盟。ニューヨーク市を本拠にするクラブにはレッドブルズがある。この他、コスモスが今年、MLS2部リーグに加わる予定。
MLSの創設は1996年で、米国のサッカーファンの増大に寄与。元イングランド代表主将で現役引退を最近発表したデービッド・ベッカムがロサンゼルス・ギャラクシーに加わるなど有名選手の補強も近年目立っていた。