ブラジル人サーファー、30mの巨大波を制覇 ギネス入りか
(CNN) 巨大波の発生で有名なポルトガル中部のナザレ町プライア・ド・ノルテの海岸で3日までに、ブラジル人サーファーのカルロス・ブルレさん(45)が推定で高さ約100フィート(約30メートル)の波乗りに成功した。
ギネスブック入りを期待している。ブルレさんはサーフィン専門サイトに対し「幸運だった。今回のような波をとらえられる時期は分かりようもない」と述べた。
ギネスがビッグウエーブ制覇の世界記録としているのは米ハワイ出身のサーファー、ギャレット・マクナマラさんが2011年に乗り切った高さ約24メートル。
マクナマラさんは今年1月、プライア・ド・ノルテで高さ約30メートルの波乗りを果たした非公式記録も持つ。
ブルレさんの今回の挑戦の成功は欧州西部一帯が猛烈な暴風雨に襲われた先月27日のことで、プライア・ド・ノルテにも荒波が一層押し寄せていた。
ブルレさんの前にはブラジル人サーファー、マヤ・ガベイラさんが巨大波に挑戦したものの失敗し、波にのまれて意識不明となり、他のサーファーらに助け出される騒ぎがあった。ビッグウエーブに挑み続ける女性サーファーとして有名なガベイラさんは病院に運ばれ手当てを受けた。命に別条はなかったものの、足首を骨折した。
ブルレさんはガベイラさんを助け出したサーファーの1人で、「彼女は死んでいてもおかしくなかった」と振り返っている。
ポルトガルの地元メディアによると、サーファーたちは12月初旬まで大西洋沿岸のナザレに滞在し、ビッグウエーブへの挑戦を待ち続けるという。