白血病の少年が「バットキッド」に 夢かなう 米
マイルス君は爆弾を縛り付けられた「とらわれの姫」を救出したり、悪役リドラーの銀行強盗を阻止したりと大活躍。警察の先導で市内を駆け巡るマイルス君は、行く先々で市民の歓声に包まれた。マイルス君の弟もバットマンの相棒、ロビンに扮して隣で参加した。
市庁舎は前夜にバットマンカラーの青と黄色にライトアップされ、滞在先のホテルの壁にもコウモリのマークが浮かび上がった。市中心部のユニオンスクエアでは、地元紙サンフランシスコ・クロニクルが「バットキッドが街を救う」という号外を配った。
ソーシャルメディアのツイッターやインスタグラムにはこの日、バットキッドの活躍を応援するメッセージや画像があふれた。
メイク・ア・ウィッシュの言葉を借りれば、マイルス君はスーパーヒーローから勇気をもらったという。だがこの日はマイルス君自身が、多くの人々を勇気付けるスーパーヒーローになったのだ。