ベーコンの絵画、142億円で落札 美術品で最高額
(CNN) 競売大手クリスティーズによると、20世紀を代表するアイルランド出身の画家フランシス・ベーコンによる三連作の絵画が12日、オークションにかけられ、1億4240万5000ドル(約142億円)で落札された。
競売は米ニューヨークで行われ、美術品の落札価格として史上最高額を更新した。会場と電話で入札を受け付け、6分間で落札したという。
作品は1969年に制作された「ルシアン・フロイドの3習作」。ベーコンの代表作のひとつとされ、親しい友人だった英画家フロイドが木製の椅子に座ってポーズを取っている。
美術作品のオークションでは、ノルウェーの画家エドバルド・ムンクが1895年に描いた「叫び」に昨年、競売大手サザビーズのオークションで1億1900万ドル超の値が付いたのがこれまでの最高額だった。
ベーコンの作品では、08年にサザビーズのオークションで76年制作の三連作が8600万ドルあまりで落札されていた。