ジャスティン・ビーバー被告、証言ビデオで反抗的言動
(CNN) ボディーガードにカメラマンへの暴行を命じたとして訴えられている歌手ジャスティン・ビーバー被告(20)が、カメラマン側の弁護士の質問に答えた際のビデオが10日、米芸能サイトTMZのウェブサイトに掲載された。ビーバー被告はこの中で、反抗的な言動を繰り返している。
カメラマンは昨年、米フロリダ州マイアミ市内でビーバー被告の指示を受けたボディーガードに暴行されたとして、マイアミの裁判所に同被告を訴えた。
ビデオに収録されていたのは、公判前の「証言録取」という手続き。4時間に及ぶ証言の中で、ビーバー被告は時折カメラを意識する様子を見せる一方、弁護士の質問に激しく反抗する態度を示した。
スターとしてカメラに追われる生活に関連して、弁護士が女優・歌手のセレーナ・ゴメスさんとの恋愛関係に言及すると、ビーバー被告は「彼女の質問はするな」と声を荒らげ、さらに同じ言葉を少なくとも6回繰り返した。
また、弁護士の発言を無視するように目を閉じるしぐさを繰り返し、「お前の言うことは何も聞く必要がない」と言い放つ場面もあった。
ビーバー被告を巡っては、今年に入ってからもすでに複数のトラブルが報じられている。
マイアミ市内で飲酒運転などの容疑で逮捕されたのに続き、カナダのトロントでも暴行罪で起訴された。ロサンゼルス近郊の隣人宅へ卵を投げ付けたとされる騒ぎでも、近く起訴される可能性が高い。今後、法廷などで追及を受ける経験をさらに重ねることになりそうだ。