全米で「ひげ」が大流行? 植毛手術が急増中
毛髪の復元手術を専門とするテキサス州オースティンのバーナード・アロカ医師も、「この1~2年でひげの手術を希望する人が増えてきた」と語った。20~30代の芸術家タイプが多いという。
同医師の手術を受けた33歳の男性は「痛みもなく、お金の使い道としては最高だったと満足している。今ではひげが濃いとほめられることもある」と話した。
音楽の都、テネシー州ナッシュビルのマイケル・ラムジー医師によれば、ひげを巡る問い合わせの電話は従来の5倍に増えているという。
海を渡った英マンチェスターのベッサム・ファージョ医師は20年前、やけどのあとをひげで隠したいという患者に初めてこの手術法を使った。今も傷跡を隠すために植毛手術を受ける男性が多数を占めるが、有名人のひげにあこがれ、美容上の理由だけで手術を希望する人も増えているという。