仏大統領の密会報道、プライバシー侵害で芸能誌に賠償金命令
パリ(CNN) パリ近郊のナンテールの裁判所は30日までに、フランスのオランド大統領と仏女優の「密会」写真を伝えた地元の芸能誌「クローザー」の発行元に対し、女優のプライバシーの権利を侵害したとして1万5000ユーロ(約212万円)の賠償金の支払いを命じた。
同裁判所の当局者がCNNに明らかにした。女優のジュリー・ガイエさんの弁護士はクローザーを発行する出版社に5万ユーロの賠償金を求める訴訟を起こしていた。
クローザーは今年1月10日、大統領とガイエさんが連れ添ってアパートに到着したとする写真を掲載。2人は恋愛関係にあるなどとも伝え、同国政界での論議も招いていた。
オランド氏は同誌の記事内容を認めたり、否定しなかった。ただ、写真が暴露された後、長年の事実婚パートナーだったバレリー・トリルベレールさんとの離別を明かしていた。