英エリザベス女王所有の競走馬、禁止薬物を検出
(CNN) バッキンガム宮殿は24日までに、英エリザベス女王が所有する競走馬「エスティメート」(牝、5歳)から禁止薬物のモルヒネの陽性反応が出たと明らかにした。この件については女王にも報告したという。
エスティメートは昨年、G1レース「ゴールドカップ」で優勝。エリザベス女王もアスコット競馬場に赴いて観戦、声援を送っていた。
今年6月のゴールドカップでは連覇こそ逃したが2着に。その後の検査で薬物反応が出たとみられ、記録が取り消される可能性がある。
バッキンガム宮殿は、飼料に薬物が混入していたことが原因とみられるとの声明を出した。
競走馬に関して女王の顧問を務めるジョン・ウォレン氏も声明を出し、英国競馬統括機構から検査結果が伝えられたのは今月17日だったと明かした。
ウォレン氏は「異なる調教師が世話をしている5頭の馬で陽性反応が出た。そのなかの1頭がエスティメートだったのは確かだ」と述べた。エスティメートの調教師は飼料メーカーと協力し、餌に薬物が混入した原因の追求にあたっているという。