サッカーのペレ氏が集中治療室に
(CNN) ブラジルの往年のサッカーの名選手で、サンパウロ市内の病院に入院中のペレ氏(74)が集中治療室(ICU)に移されたことが分かった。病院が明らかにした。同氏の容体は改善してきているという。
ペレ氏は先ごろ、サンパウロのアルバート・アインシュタイン病院で腎臓結石の手術を受けて退院。だが今週に入り、尿路感染症で同じ病院に再入院した。
病院は27日に声明を出し、ペレ氏の容体は「不安定」で、「最良の治療を受けられるようにするため、ICUに移して容体を見守ることになった」と説明した。ICUにはペレ氏の治療に必要な腎機能の補助に用いられる機器があるという。その後同日夕の声明で、容体が改善していきていると明らかにした。
ペレ氏の代理人はCNNの取材に対し、ICUへの移送でペレ氏のプライバシーが一層保たれるとした上で、同氏は元気だと述べた。
ペレ氏は1958年、62年、70年のワールドカップでブラジル代表として優勝を経験した。