FIFA汚職 元理事が賄賂の受け取りを認める

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FIFAのブラッター会長。辞意表明も捜査の手は緩まず

FIFAのブラッター会長。辞意表明も捜査の手は緩まず

記録によると、ブレーザー元理事は「FIFAと北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)にかかわっていた当時、私は他の理事らと、少なくとも2件のゆすり行為を働くことで合意した」と証言している。

ブレーザー元理事はゆすりの共謀罪や資金洗浄、脱税などの罪に問われ、2013年に罪状を認めた。今回公表された文書は、同年11月にブレーザー元理事がニューヨークの裁判所に出廷した時の証言内容を記録したもの。同元理事は司法取引に応じて10件の罪状を認めているが、まだ判決は言い渡されていない。

今回の事件で米司法省は先ごろ、FIFA関係者など14人の起訴を発表している。インターポールがこのほど国際手配したのはこのうちの6人だ。

現時点で司法省に起訴された人物の中に、FIFAのブラッター会長は含まれていない。しかし米当局者は同会長が辞意を表明した2日、汚職事件に関連して引き続き会長本人に対する捜査を進めていることを明らかにした。

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