ブラッター会長、辞意を表明 FIFA
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)の会長に再選されたばかりのゼップ・ブラッター氏が2日、スイス・チューリヒで辞意を表明した。後任の会長が選出された時点で辞任するとしている。
ブラッター氏は、後任を選ぶ選挙がいつ行われるのかは明言しなかったが、来年5月に開かれる次期総会までには実施されるはずだとした。FIFA監査委員会のドミニコ・スカラ委員長によると、FIFAの規定により次期会長選は4カ月以上先でなければ実施できず、今年12月から来年3月までの間に行われる見通しだという。
ブラッター氏は、長年にわたりFIFAの改革を試みてきたが不十分だったと振り返り、「再選へ向けて出馬に踏み切ったのは、それがこの組織にとって最善だと信じたからだ。選挙は終わったが、FIFAの試練は終わっていない。FIFAは根底から刷新する必要がある」と力説した。
同氏に会長選への出馬を断念するよう求めていた欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長は、ブラッター氏の辞意表明を「勇気ある決断」と評価した。